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| 2004年6月の記録 |
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◆森のクマさん
あうーひ、もいのなっか、くまさーんーにー、でわーったー、はかかくもーみーのーちーみー、くまさーんーにー、でーわぁーったー♪ と、一番を全て歌えるようになった。 ◆半袖パジャマ 昼間のシャツはようやく長袖から半袖になったが、パジャマだけは長袖でないとだめだった。 しかし森のクマさんのお陰で、着られるようになった。 妻がまだ入院していた時だったから16日だっただろうか。 クマさんのついた半袖パジャマを歌いながら着せたら、楽しく着てくれた。 ◆靴下とサンダル あとは、足下がサンダルになれば夏装備は完成である。 しかしまだボロボロになった赤い靴を靴下付きで履かないとダメらしい。 ハートのサンダルを見せても、「ハート、いやっ!」と首を振るだけである。 ◆いやーよ 「イヤイヤ」とまた違うと思うのだが、「いやーよ」と言うことが多くなった。 イントネーションは、志村けんの「怒っちゃヤーヨ」と同じである。 イヤイヤと違うのは、それが決してイヤではないということだ。 例えば「アイスクリーム食べる?」と聞くと「アイスクリー、いやーよ」と口をとがらせるが、アイスを出してハイと差し出せば何事もなかったように食べる。 「ママのとこ、行く?」と聞けば「いやーよ」と言いながら靴を履きにくる。 口癖になっているようで、妻が入院していたころ突然始まった。 私は慣れてしまって「いやーよ」と言われても構わず進めるのだが、妻はこれがかなり気に入らないらしく言われると火になって怒る。 確かに全部イヤイヤと返事されても困るので叱って教える必要もあるだろう。 しかし私は慣れてしまったことやたんぽぽの言い方が可愛いのがあって、なかなか怒りスイッチが入らない。 妻と私を足して割ったくらいがちょうどいいのだと思う。 だから多分今くらいがちょうどいい。 | |||||
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◆南斗とたんぽぽ
6/26、妻と南斗が退院して家に戻ってきた。 たんぽぽはどう変わるだろうと興味深かったが、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれるおねえちゃんになった。 世話を焼くと言っても、自分のおもちゃを「プレゼント〜」と言いながら南斗の枕元に並べたり、上から乗っかってみたり踏んづけてみたり、親からすると完全に余計なことをしてくれる。 それでも本人は嫌がらせしようという意図はないようで、よかれと思ってやってくれているようだ。 日に日に落ち着いてきたが、まだ安心出来ない。 気を付けて見ていないとバスタオルを顔にかけたりして危険である。 ◆ヤキモチ これももう落ち着いてきたが、最初の頃は南斗を抱っこしていると布団を指さして「置いて!置いて!」とうるさかった。 ヤキモチのようだ。 私にももっと南斗を抱っこさせて欲しい。 ◆赤ちゃん 南斗と呼ぶように教えているのだが、まだ「赤ちゃん」と呼ぶ。 これはまだまだ時間がかかりそうな感じだ。 ◆デート ママが帰ってきて少し落ち着いたので、日曜日はたんぽぽとデートをした。 もう少し遠くに行こうと思ったが、結局アルパークになった。 南斗が産まれてからこっち「あれはダメこれもダメ」と言うことが多かったので、今日はたんぽぽのやりたい通りにさせてみた。 楽しんでくれたようだ。 ◆またデート 今日は私の母が仕事が休みだというので遊びに来た。 家に来て早々たんぽぽを連れ出して遊びに連れて行ってくれた。 昨日に引き続きアルパークである。 私が仕事から帰ってもまだ帰らず、しばらく待っても連絡一本ないので、仕方なくアルパークまで迎えに行った。 天満屋の上で遊んでいて、なかなかたんぽぽが帰りたがらず母も苦労しているところだった。 キャンディで釣ってようやく帰ることが出来た。 広いアルパークを一周回って二人を捜したので、ヘトヘトになった。 母は「私もケータイ買った方がいいわね。たんぽぽちゃんがいると電話探すことも出来ないし」と、こちらも疲れた顔をして言っていた。 母も私同様に「今まで大変だったろうから」とたんぽぽの好きにさせていたようだ。 たんぽぽは昼寝も忘れて遊び続け、夜はコテンと寝たのだった。 | |||||
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◆号泣
今朝は大変だった。 支度をして仕事に出ようとしたら、号泣がはじまった。 「いくーいくー」と一緒に連れて行けと言う。 午後は雨と聞いていたのでバスで行くつもりだったが、なかなか出られずにバスに間に合わなかった。 結局自転車で行くことになったが、家の中からはずっとたんぽぽの泣き叫ぶ声が聞こえていた。 会社に着いて家に電話をすると、まだ泣いていた。 その三十分後再度電話をした時にもまだ泣いていた。 さらに三十分経ってもまだ泣いていたが、かなり声は小さくなっていた。 十時半頃ようやく落ち着いてテレビを見始めたらしい。 お義母さんは「私が一人悪者になったみたいで、口も聞いてくれないの」と、しょぼくれていた。 たんぽぽがお義母さんに寄りつかないのは嫌いだからではなく、遊んでくれないからだ。 いつも見てるだけで、一緒に遊んでいるところを見たことがない。 ◆そして帰宅 定時で上がり急いで帰ると、たんぽぽもお義母さんもニコニコしていた。 たんぽぽはあれからお義母さんを遊び相手と決めたらしく、グルグル回ったり手を持ってクルリと回転したり、私といつもする遊びをたっぷりしたようだ。 「何度も何度も繰り返してベッタリで大変だったのよ」と嬉しそうに言っていた。たんぽぽと遊ぶ楽しさに目覚めたようだ。 お義母さんは私たちがたんぽぽと遊んでいるところを見たことがない(そういう時は家事などしてくれている)ので、終わらせ方を知らない。 「する前に『これでおしまい』と言って最後の一回をすれば終われますよ」と教えておいた。 妻によると「不器用だから」ということらしいのだが、たんぽぽにベッタリされて他の家事はほとんど出来なかったらしい。 部屋は私が出かけた時のままだったし、たんぽぽに至ってはまだパジャマを着ていたし一度もおむつを替えていなかった(たんぽぽが嫌がったようだ)。 確かに私が「着替えるよ」と言っても「イヤ!おきがえ、イヤ!」と拒否された。 ようやくどうにかなったのは「ママのところに行くから」と言ってからだった(それに対しても五回くらいは拒否された)。 ◆憧れ 実はわたしにはずっと憧れていたシチュエーションがある。 バスや電車で寄り添ってうたた寝することである。 今まで殆ど公共の交通機関は使わなかったし、たまに乗っても大興奮で寝る暇などなかった。 今日は一日中お義母さんに遊んでもらったらしく、一度も昼寝をしていなかった。 妻の病院へ行くのにバスに乗ると、早々にフラフラし始めて、二つめの停留所を過ぎる頃にはすっかり熟睡していた。 私に寄りかかって眠るたんぽぽの顔を見て、幸せに気持ちになったのだった。 ◆病院 寝起きだったのもあってか、ようやく会えたママの前でもポヤーッとしてなかなかエンジンがかからなかったたんぽぽ。 美人ママのひよちびさんとふうちゃんが遊びに来てくれて、やっと元気になった。 ママといるからというよりもふうちゃんと遊んでいたくてなかなか帰りたがらなかったが、ふうちゃんが帰る気になってようやくたんぽぽも引き揚げられた。 いつもママがエレベータでお見送りなのだが、たんぽぽもママも悲しい気持ちになるので今日はママには病室にいてもらって、ひよちびさんたちと一緒にバタバタ帰った。 帰りのタクシーでようやくママを思い出したらしく、何度も何度も涙声で「ママいないねぇ、ママまたねぇ」と手を振っていた。 ◆お義母さんの呼称 お義母さんの「たんぽぽからはおばあちゃんと呼ばれてもいいけど、あなた達からはイヤ」というこだわりから、私たちがたんぽぽに何か言う時にも「お義母さんのところに行って」などというように「おかあさん」と呼んでいる。 お義母さん自身も自分をおばあちゃんと滅多に呼ばない。 たんぽぽはママのことは「ママ」だが、おかあさんという呼び名も使う。歯磨きの仕上げ磨きをする時である。(おかあさんといっしょの歯磨きのコーナーの影響) だからきっと「おかあさん」が何人もいて変だと思っていることだろう。 ところで、たんぽぽは夕飯時にたまに箸の持ち主を確認することがある。 どういうタイミングかは分からないのだが、それぞれの箸を指さして「パパのおはし」「ママのおはし」と言うのだ。 妻が入院したあとにもそういう機会があったのだが、私の箸は「パパのおはし」だったのにお義母さんの箸になると指を指しただけで言葉を飲み込んでしまった。 お義母さんの呼称が分からないのだ。 確かにたんぽぽは一度も呼びかけたことがない。 それを見てお義母さんに、「たんぽぽがなんて呼んでいいか分からないみたいだから、何か持ってきてもらう時とか『パパのところに持ってきて』などと言うようにして、呼んで欲しい呼び方をたんぽぽに教えてあげて下さい」と言った。 お義母さんは人の話を全部聞き終える前に「ハイハイハイハイ」と返事をするタイプで、その時も同様の返事をしたので理解したのかどうかはよく分からなかった。 今日寝る前、いつものように歯磨きをしたあとたんぽぽに「おやすみしておいで」と言った。 するとたんぽぽはテコテコと奥の部屋に行って「おばあちゃん、おやすみー」と言ったのだ。いつもは「おやすみ」だけなのに「おばあちゃん」がくっついた。 きっと今日一日遊んでいる間に、何度も「おばあちゃんに、おばあちゃんに」と教え込んだのだろう。 私の前では一度も言わなかったから、きっと恥ずかしいのだろう。 照れながら「おばあちゃん」と自分で言っている昼間の姿を想像して、微笑ましくなった。 | |||||
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◆帰りたくない
昨日病院から連れて帰る時には「ばいばい、またねー」と笑って手を振っていたのに、今日の昼は大変だったらしい。 お義母さんが連れて行ってくれたのだが、帰るのを泣き叫んで嫌がったようだ。 結局私が連れて帰ることになった。 南斗に会いたくて仕事帰りに寄ろうとは思っていたのだが、結局たんぽぽを迎えに行っただけで南斗は殆ど抱っこできずに終わってしまった。 これではストレスがたまるだけなので、明日からは仕事帰りにたんぽぽを拾って連れて行って、のんびり南斗と遊ぼうと思っている。 ◆寿司 病院の帰りが遅くなったので、仕方なく外食することになった。 義母は外食が嫌いらしく顔にもそれがありありと出ていたのでこちらもなかなか楽しい気分になれないが、ご飯を作るような時間的余裕はないので仕方がない。 近所の寿司屋に行くべく一つ前のバス停で降りるつもりだったのだが、超ハイテンションのたんぽぽが私の眼鏡を奪ってしまい、周りの景色がよく見えず三つも手前で降りてしまった。 お陰で延々歩くハメになったのだが、たんぽぽが少しも言うことを聞かず、抱っこだのおんぶだの肩車だのをせがむので汗びっしょりになってしまった。 ようやく寿司にありつけたが、たんぽぽは殆ど食べずに騒いでいただけだった。 ◆自分でする 歯磨きも着替えも「じぶん、じぶん」と言って自分でやりたがる。 足や手を出すところが違うので「ちがうよ、こっちだよ」と少しでも触れようものなら、激怒して洋服なら全部脱いでやり直す。 いつもなら笑って相手してあげられるのにそれにカチンとくるあたり、私も相当ストレスがたまっているらしい。 ◆ママいないね〜 今日は寝るときに「ママいないねぇ」を連発した。 四五十回聞いた気がする。 後半半分は涙声でいつも妻が寝ているところをポンポン叩いていたが、私は「いないね」としか言えなかった。 もう少しの辛抱だぞ。 | |||||
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◆見た目には変化無し
今日は一日病院にいられるよう仕事を休んだ。 私もたんぽぽもいつも通り目覚め朝食を食べた。 結果から言うと、今日はママがいない間も一度もママのことには触れず、それで泣くこともなかった。 寝る前にひと愚図りあったが、ママがいないことよりも昼寝をするタイミングを逸してしまって眠かったからだろうと思う。 夕飯の時に一度「お前無理しなくていいんだよ。辛かったら泣きな」と言ってみた。 そんな難しい言葉は理解できなかったのか、泣いてもどうにもならないから泣かないと決めているのか、何も反応が無かった。 少し甘えん坊になった気がしないでもないが、私にはいつも甘えん坊なのでいつも通りという気もする。 週末には退院予定と言っていたのでもうしばらくの我慢だ。 妻は「いっぱい抱きしめてあげよう」と言っていた。 ◆お義母さん たんぽぽと同様につらいのがお義母さんで、たんぽぽがなかなか慣れてくれないのが堪えているようだ。 私でさえ手に余ることがあるのに、久しぶりに会って不慣れなお義母さんには無理もない話だ。 ただ、今まで殆ど交流がなかったし、たんぽぽもパパママ以外と時間を過ごす機会はほとんど無かったので、良い機会だとも思う。 マイナスに考えたところでどうしようもできないので前向きに考えるようにしないと。 | |||||
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◆たんぽぽおねぇちゃん
本日 8:33 、弟が誕生した。 南斗と名付ける予定で、早速ベビーベッドの名札にもそう書かれた。 夜中に陣痛が始まり、午前三時頃病院に入った。 たんぽぽはぐっすり寝ていたのでお義母さんにまかせて置いていくことにした。 たんぽぽの時と同じ病院だったのだが、改装されて分娩室がLDRになっていた。陣痛から分娩・回復までを同一の部屋で過ごせる有り難い施設である。 何度かの検診で時間を確認すると、昼までには産まれるとのこと。 妻の方はとても苦しそうで「早くして!昼までなんて耐えられない!」と痛みに耐えながら怒っていた。 その後、どうやら九時頃には産まれそうだということで、家にいるお義母さんに電話で連絡をしておいた。 そして8:33、ニョロリンと赤ちゃんが誕生した。 二度目の立ち会いだが、本当に神秘的な光景である。 「元気な男の子ですよ」と言う通り、ゲホゲホと羊水を吐きながら元気よく泣いていた。 胎盤など出している間にLDRから出てみると、たんぽぽはお義母さんと一緒に受付の熱帯魚のオモチャを覗き込んでいるところだった。 「たんぽぽ」と呼んだら嬉しそうに走ってきたが、心なしか顔が引きつっていた。 お義母さんの話だと、起きたら一人だったので「パパいないねぇ、ママいないねぇ」と寂しそうにしていたらしい。何か凄いことが起こったようだと子供心にも分かったのだろう。 LDRに入ると、余計に顔が引きつった。 ママが赤ちゃんと寝ている。出産という一大イベントを終えたママは肩で息をしている。 しばらく私にピッタリ寄り添い遠巻きに見ていた。 しかししばらくすると徐々に様子が飲み込めたらしく、「赤ちゃんえーんえん」「赤ちゃんねんねー」などといって頭を撫でたりし始めた。 ついにたんぽぽがお姉ちゃんになった瞬間であった。 妻は「ママはたんぽぽのことも大好きよ」と、たんぽぽの手を強く握った。 ◆泣かない もっとイヤイヤになったりするかと思ったが、家に帰っても殆ど泣かなかった。 一度だけ、夕飯の後に納豆でベトベトになった手を洗いに行く時に、ママを思い出して「ママいなーい」と泣いただけだった。 それ以降、眠りにつくまで一度もママのことは言わなかった。 相当無理をしたのか、夜は早々に眠りにつき一度も起きることなく朝まで熟睡した。 私もほぼ一日起きていたので、たんぽぽと一緒に眠ったのだった。 | |||||
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◆ノースリーブ帰ったらたんぽぽがノースリーブを着ていた。 「涼しそうじゃないか」と言うと、嬉しそうにニコニコしていた。 妻が「着せるのに苦労したわよ」とゲッソリしていたが、これを機会に慣れてくれるといい。 まさかひと夏長袖とは思っていなかったが、少しホッとした。 ◆子守歌 たんぽぽがぽぽちゃん人形を抱っこしたりおんぶしたりしながら、子守歌を歌う。 まだ赤ちゃんだった頃、ギャアギャア泣いたら私もたんぽぽをおんぶして外を歩いた。 その時お尻をポンポン叩きながら「ねんねんよー、おころりよー」(以下これを永久にリピート)というオリジナル適当子守歌を歌っていた。 そして今たんぽぽも「ねんねんよー、おころりよー」を繰り返すのである。 もっと真面目に歌ってあげればよかった。 | |||||
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◆気配
今日は妻の検診の予定だったので、昨日は「たんぽぽを置いていってみようか」などと言っていた。 チビ太が産まれてから一週間強はママと一緒にいられないわけで、お義母さんと二人きりでいる練習もした方がいいだろうと思ったのだ。 しかし今日のたんぽぽはただならぬ気配を感じたのか、一日中ママベッタリでとても置いていける雰囲気ではなかったようだ。 結局三人で行ったとのこと。 そのチビ太の方は「まだまだですね」だそうだ。 16日が予定日なのだが、どうやら過ぎそうだ。 ◆鉄棒 今日は久しぶりにいつもの公園で遊んだ。 出かける時から「おおきーすべりだい、いやっ!」と言っていたので、たんぽぽは最初からこっちの公園にするつもりだったようだ。 今日はいつにも増して子どもの数が多かった。このところここは人口密度が上がりっぱなしである。 以前はたんぽぽくらいの歳の子もいたのだが、最近は幼稚園〜小三くらいの乱暴な時期の子どもたちが占拠していて、小さい子は寄りつかなくなっている。 私も出来るだけ避けたいところだったのだが、たんぽぽがその気では仕方ない。 いつもは一人で遊ぶのだが、今日は四五歳の女の子にいじられていた。 抱っこされたりほっぺを突っつかれたりやりたい放題されていたが、たんぽぽは少しも嫌がらずむしろ楽しんでいた。 そのうち女の子たちは鉄棒で遊びだした。 スカートを巻き付けてクルクルと逆上がりをしている。 たんぽぽもやりたがって、自分の背よりもずっと高い鉄棒にぶら下がった。足をピョコピョコするが、もちろん上がれない。 それを見た女の子たち二人が、たんぽぽを抱きかかえて逆上がりをさせようとした。 まさか上まであげられないだろうと思ってノンビリ構えていたのだが、ウンショウンショと頑張ってたんぽぽをあげてしまった。 落ちたら危ない。 私も何度も逆上がりの手伝いをしたが、あげるより下ろす方が力が必要で大変なのだ。 慌てて助けに行こうとしたが、遅かった。 女の子たちもそのまま支えていてくれればいいのに、上まであげたのがよほど嬉しかったのか、二人とも「わーい、逆上がりが出来たぁ!」と喜びながら手を放してしまったのだ。 そして落ちた。 背中からドスンと落ちた。激しくはないが頭も打ったようだ。 たんぽぽは大声で泣き出し、その女の子たちのママさんらしき人たちも駆け寄ってきた。 慌てて抱き上げると、しばらく私の肩のところで泣きじゃくっていた。 どこかのおばあちゃんが「大変だったねぇ、これお食べ」と未開封のクッキーを一箱たんぽぽに持たせてくれた。 するとようやく泣きやんだ。 落ち着いたので下におろすと、自分からスタスタと公園を出て帰って行った。 よほどイヤな思いをしたのだろう。 鉄棒嫌いにならなければいいが。 ◆クッキー 夕飯後、もらったクッキーを開けた。 たんぽぽは私と同様モソモソしたお菓子が嫌いで、クッキーも一口食べたら終わりである。 なのに今日はそれが特別なクッキーだと思ったのか、少しずつかじって一枚何とか食べた。 | |||||
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◆三語文
「ジュース飲む」「公園行く」「クルマ行っちゃった」などの二語文はかなりスムースに喋るようになっているが、今日初めて「おっきーすべりだい行く」「おっきーすべりだいあそぶ」と三語文らしきものが出て来た。 いつも行く公園よりも大きい滑り台は二カ所あるのでどっちを指しているのかは分からなかったが、とりあえず近い方の05月25日にも書いた公園に向かった。 この公園に行く途中にはいつもの小さい公園があり、今日もそこで足止めを食らった。 しかしすぐに飽きてその公園を後にした。 いつもだと公園を出るとスーパーサンリブの前を通って帰るコースなのでそうしようとすると、私の足をつかんで「こっち行く」と大きい滑り台の公園がある方向を指さした。 今までも何度も行っている公園だが、実はたんぽぽからその方向に行きたいと言われたことは一度もなかった。 私が「あっちに行こう」と半ば無理矢理抱っこして向かっていたのだ。 私の仕事が詰まってきて精神的に疲れているので今日は少し休みたかったのだが、たんぽぽがそういう成長を見せたなら無視するわけにはいかない。 最初に「おっきーすべりだい」と言っていたのもあるので、付き合うことにした。 始終ニコニコして楽しそうなたんぽぽと一緒に遊んだら、少し元気を分けて貰えた気がした。 帰りはずっと肩車をして帰ってきたのだった。 ◆パパとママ 05月27日をはじめ数回書いたが、パパとママの呼称がこんがらがることがよくあった。 それが本人もパパとママの区別をしっかり付けたいと思ったのか、夜寝る頃になり三人並んで転がっていると、それぞれを指さし「こっち、パパ」「こっち、ママ」と確認するようになった。 私をママと呼ぶことは無くなったが、まだとっさの時には妻のことをパパと呼ぶことがある。 すぐには直らないだろうから仕方ないと思うのだが、妻は今まで積もり積もったものがあってか「『ママ』でしょ!いい加減にして!」と怒っている。 自分から区別を付ける意識が出て来たから、直るのももう間もなくだろう。 | |||||
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◆一品
チビ太出産準備のため、先日から長崎のお義母さんが来てくれている。 妻はノンビリモードに入り、炊事などはお義母さんがしてくれるようになった。 妻の料理もそうだが、お義母さんの料理は妻に輪をかけて量が多い。 一体何人家族なんだと思うくらいの量が出てくるが、意外に入ってしまうのは味が薄めだからだろうと思う。 私は本来は濃い味付けの方が好きなのだが、あの量で味が濃かったら大半を残してしまうようになるだろう。 いいバランスなのだ、きっと。 そして作るおかずも妻と違う。 昨日は枝豆が出て来た。私の中ではビールのつまみの印象しかないので、茹でた枝豆が食卓に出て来たのは面白かった。 そして、その殆ど全てをたんぽぽが食べた。 たんぽぽの食べる量には定期的な波があるのだが、どうやらこのごろは小食期らしくあまり量を食べなくなった。 それが、枝豆だけをモクモクと食べ続け、結局空になるまで止まらなかった。 何度か食べさせたことがあるので好きなのは知っていたが、これほどまでとは思わなかった。 そして枝豆しか食べなかった。 今日の夕飯にしじみ汁が出たのだが、私のおわんに大量に入っていた貝をこれまた殆ど食べられてしまった。 そして貝しか食べなかった。 昨日の枝豆今日の貝と、超偏食である。 いたって元気だしそういう時期もあるものだろうから気にはしていないが、自分な好きな物だけ食べていられるなんて、実に羨ましいことである。 ◆炭酸 たんぽぽは炭酸飲料が嫌いだ。 かなり前に、私の飲んでるコーラを奪って止めるのも聞かずに口に含んだことがあるのだが、イヤな顔をして全て吐き出してしまった。 以来私たちが炭酸の飲み物を飲んでいると「からーい、からいねー」などと言う。 あのシュワシュワした感覚は、たんぽぽの少ない語彙だと“辛い”であるらしい。 | |||||
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◆待って
どういう意味だと思って使っているのか今ひとつ分からないが、「待って」とねだることが多い。 分かりやすいのは寝るときで、寝る前のたんぽぽメニュー(※)のあとパパとママは寝に入る。 すると遊び足りない時のたんぽぽは「待って、待って」と起こそうとする。 これは“寝るのを待って”ということだから分かりやすい。 何かをねだって私を台所に連れて行く。 おねだりするのはパパと決めているらしく毎日見られる光景であるが、ご飯前などには当然お菓子はあげられない。 あげないよと向こうに行こうとすると、また「待って、待って」である。 “向こうに行かないで”、ということだからこれも分かりやすい。 私がソファに座っている。 たんぽぽがジュースやアイスが欲しくてパパを連れて行こうとする。 疲れていて動きたくなかったり、やはりご飯前であげられなかったりしてその場を動かずにいると、そこでもまた「待って、待って」が登場するのだ。 私は何もしてないから待ちようがないのだが、それでも「待って」である。 おねだりしたいときに使う言葉、という認識はあるようだが、正確な意味はどれだけ分かっているのだろうか。“お願い”くらいの意味だろうか。 まだそれを教えるのは難しいので放ってある。 ◆雨 雨模様で夕方の散歩が出来ない。 去年もこの時期を境にしばらく散歩が出なくなってしまったんだっけ。 今年は大丈夫だろうか。 ◆赤ちゃんの真似 まだ乳飲み子の頃、私はあぐらの中にたんぽぽを寝かせてご飯を食べていた。 最近甘えて私のあぐらを枕に寝転がることがあるので「たんぽぽ赤ちゃーん」と面白がると、たんぽぽも「えーんえーん」だの「ばぶばぶー」だの赤ちゃんの真似をする。 赤ちゃんとそう大して変わらないのに赤ちゃんの真似をするのが面白い。 ◆懐かしい 去年の今頃の日記を読んだら、赤ちゃんのことを「かっか」と呼んでいたと書いてある。 確かにそうだった。 たんぽぽがたんぽぽちゃんと呼ばれるからあかちゃんは「あか」という名前だと思っているのだろうか、などと想像を巡らしていた。 気が付いたらちゃんと「赤ちゃん」と言っているし、この日記がなかったらかっかと呼んでいたことなんて忘れていたかもしれない。 些細なことでも記録しておいてよかったと、改めて思った。 ※たんぽぽメニュー:絵本読み→影絵→ぐるぐるどかーんを踊る→電気を消す→くすぐる→おむつのにおいを嗅ぐ、という文字にすると摩訶不思議なメニュー。ここしばらくこれをしてから寝ることになっている。 | |||||
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◆ポップコーン
私と妻の初デートは映画鑑賞だった。 オーソドックスだが手堅いデートである。 しかし選んだ映画が「グリンチ」という映画で、あまりにつまらなかったということで逆の意味で思い出になっている。 妻は「トイレ」の一言が言い出せずに、後半は映画どころではなかったというのもいい思い出だろう(多分)。 映画の前にポップコーンを買った。 洗面器のような入れ物に山のように入ったポップコーンだったが、初デートの緊張で胸がいっぱいで殆ど食べられず残してしまった。 「食べ物を捨てた」という後ろめたい思いも初デートに彩りを添えている。そんな彩りは欲しくなかったが。 あれから三年、私たちの間には当時想像も出来なかった可愛い娘がいて、妻のおなかにはさらにもう一人いる。 久々に家でポップコーンを作ってみんなで囲んだら、妻とそんな話になった。 ポップコーンを見るたびに同じ話をしてきたが、今回は話している間にたんぽぽがパクパク食べてしまった。 皿に残った最後の数個もニコニコしながら独り占めされた。 数年後はそのたんぽぽの笑顔も思い出話に加わるのだろう。 ◆あっち向いてほい 突然“あっちむいてホイ”が始まった。 テレビで見たのだろうか。 じゃんけんはするが勝ち負けはまだ分からないので、「じゃんけんぽん、あっちむいてほーい」と一人で言っている。 手だけでなく、全身使って右に左に回る。 勝ちも負けもないが、本当に楽しそうだ。 たんぽぽにとっては踊りの一種なのだろう。 ◆ジジ見る 踊る大捜査線のDVDが発売になったのに、たんぽぽは魔女の宅急便ばかり見ている。 毎日見てるから、そろそろキキとジジの区別がついてきた。 | |||||